カーモデルノート Back Peak 1/24

車のプラモデル、ミニ四駆、トミカなどを塗装、カスタムしています

【プラモ塗装】エナメル塗料の上にラッカークリアを重ね塗りする方法

 

エナメルの上にラッカーを重ね塗りすることはできる?

 結論から言えば、エアブラシを使って砂吹きすることで、エナメル塗料の上にラッカー塗料を重ね塗りすることはできます。

 

 もちろん一気に吹き付けるとエナメルが溶け出します。

 

 エナメルの上にラッカークリアを重ね塗りすることで、二つの利点が生まれます。

 

 一つは塗装途中でも部分的な修正をエナメル塗料で行えること、そしてもう一つはラッカーに比べて塗膜強度の弱いエナメル塗膜をラッカークリアにて保護できることです。

 

 カーモデルですと、クリア塗装を行い研ぎ出しを完了したタイミングで、エナメル筆塗りによる加筆を加えることがおそらく一般的です。

 

 エナメルの上にラッカーを吹かないことがセオリーですから。

 

 ディスプレイモデルですと扱いまわすこともないため基本的に問題ありませんし、余計なトラブルは避けたいため私もそうします。

 

 けれど頻繁に触ったり、ミニ四駆を全塗装して走らせたりする場合はクリアで塗膜保護をしたくもなります。

 

エナメル塗膜をラッカークリアで保護できる

 細かい箇所をラッカー塗料のみで綺麗に塗り分けするのはやはり難しいです。

 

 細かな修正はエナメル塗料の筆塗りがやりやすいです。

 

 そして必要ならば、筆塗りしたエナメル塗料の上からラッカー塗料のクリアを吹いて塗膜保護をすることができます。

 

 砂吹きすれば大丈夫です。

 

細かな修正はエナメル筆塗りが楽

 すでに紹介したように塗装の順番として、ラッカー→エナメル→ラッカークリアのような工程が可能です。

 

 細かな修正はエナメル塗料に助けられます。

 

 エナメル塗料はラッカー塗膜を侵しませんし、エナメル溶剤もラッカー塗膜を侵しません。エナメル筆塗りを多少失敗してもいくらでもやり直しが効くため重宝します。

 

参考画像

 これは文字の部分はマスキングしてラッカー塗料で塗り分けています。けれど、小さなサイズだけにうまくマスキングできず、十分に塗料が乗らない箇所もありました。

 

 文字枠の黒い部分は部分的にエナメル塗料のブラックで加筆しています。エナメルは下地のラッカー塗料(ブルーやイエロー、シルバーの部分)を侵さないので安心して使えます。

 

 そして、塗膜保護のため上からクリアを吹いています。比較的塗膜強度の弱いエナメル塗料ですが、ラッカークリアを吹けば塗膜強度の弱さは関係なくなります。

【タミヤ・プラモ】トヨタ 80スープラをワイドボディ化 ボディ塗装&完成②

 

80スープラ 自作ワイドボディキット完成

 ようやく80スープラが完成しました。

 

 ワイドボディ化するにあたり、パテ盛りと修正に相当な時間を要しました。かなり疲れたので、追加しようと考えていたGTウイングは止めました。また、ホイールもブラックに塗装したかったのですが止めました。

 

 というわけで、完成したスープラがこちらです。

 ワイドボディにエアロパーツを搭載しています。織戸さんのスープラに一目惚れし、それに憧れて今回のスープラを作りました。

 正面から見るとかなりワイドになっていることがわかります。

 

リップスポイラー&カナード

 エアロは織戸スープラを意識しています。

 

フロントフェンダー&リアフェンダー

 リアは給油口を見ると、拡張幅がわかります。

 

アオシマ製ホイール&タイヤ装着

 タミヤのボディにアオシマのホイールのタイヤを用いています。

 

 加工は必要ですが、取り付けは可能です。タイヤも回ります。

 

 タイヤ径が純正よりもやや大きいのですが、なんとかホイールハウス内に収まってよかったです。一応仮組みはしていたのですが不安でした。

【タミヤ・プラモ】トヨタ 80スープラをワイドボディ化 フェンダー&エアロパーツ製作①

 

80スープラをワイドボディ化

リップスポイラー&カナード製作

 スポイラーを自作しました。プラ板でベースを作り、ポリパテで肉付けしました。

 両面テープで仮固定し、合いと完成予想図の確認です。

 たぶん、いい感じ。

 

カスタムホイールの合いを確認

 足回りを仮組みしました。

 アオシマのタイヤを仮組みしたところ、アーチ部分に少しだけ干渉しました。

 少しアーチ部分を削ります。

 

 また、タイヤはボディから片側4mmずつはみ出しました。ブレーキディスクのパーツを2mm削りつつ、さらフェンダーを2mmワイド化することで車検対応させます。

 

ワイドフェンダー

 フロントとリアフェンダーをそれぞれ広げます。片側2mmほど広げたので、左右で合計4mmほどワイドになります。

 ワイドフェンダー化にあたり、横に広げる分だけプラ板を接着し、ポリパテを盛っていきます。

 サフを吹いて傷などの修正を行いました。

 前後左右のフェンダー部分、そしてステップ部分をポリパテで改造しています。細かい傷の修正には光硬化パテやラッカーパテを使っています。

 

 ここまで作るのにずいぶんと時間がかかってしまいました。正直なところ、飽き気味です。まだまだ詰めの甘い所はありますが、飽きたのでパテ修正はここで終わり、塗装工程に入ろうと思います。

 

ボディの塗装

 まずはホワイトを塗装し、レッドを塗装しました。

 あとはクリアを吹き、そのほかのパーツを塗装します。

 

 GTウイングを乗せるつもりですが、ワイドボディになったことで、既製品のウイングが使えません。

 

 ウイングも自作しなければならないようです。まだまだ完成まで時間がかかりそうです。

【トミカ・改造】中古で買ったクラウンアスリートをピンクからブラックへ全塗装

 

クラウンをピンクからブラックへ全塗装

中古で買ったクラウンの状態

 塗装剥げがいくつもあり、状態はあまり良くありません。

 

 まずは塗装を剥がし、軽く表面を整え、その後ブラックで塗装しクリアを吹きつけました。

 

さっそく完成!ブラックボディ 

クリアを吹き、研ぎ出しを行った状態です。 

 

メッキ部分の塗装

 グリル周りを始めとしたボディ各部のメッキ加飾部分はガイアノーツのプレミアムメッキシルバーで塗装しました。

 ウインドウ周辺やドアノブはメッキ仕上げです。

 一番こだわったのはリアのメッキ加飾とテールランプの塗装です。アスリートといえば、ブレーキランプの丸目4灯が印象的です。

 

ヘッドライトとテールランプの塗装

 ヘッドライトはデイライトを再現し、テールは丸目4灯を再現しました。

 

【タミヤ・RCカー】 1/10スケール トヨタGR86 ラジコン用ポリカボディを塗装

 

1/10スケールGR86 ポリカボディ全塗装

 最近ラジコンを始めました。

 

 今回は初めてポリカへの塗装をしました。ポリカの透明なボディに内側から塗装するので、1/24のカーモデルとは塗装工程が逆になります。

 

 少し慣れませんでしたが、なんとか完成しました。特に製作工程は残してありません。

 

 ラジコンで遊んだついでに、撮影も行いました。

ライトユニット搭載

 タミヤのライトユニットを購入し、ヘッドライト、テールランプにLEDを搭載しました。

 内側の配線はこんな感じです。

ステッカーは裏貼り

 通常ポリカボディには表からステッカーを貼ります。そのため、ぶつけたら剥がれてきます。

 

 それが嫌だったので、透明両面テープを用いてボディの内側から貼りました。また、窓枠などはステッカーを使わず、塗装で再現しました。

 

 あとはいつものことながら、GTウイングもつけています。

 

これは1/24のGR86

 作りの精巧さ、リアルさでは1/24の方が優れていますが、ラジコンは実際に動くのでこれはこれで魅力的です。 

【プラモ・カーモデル】鏡面を得るための研ぎ出しの方法 使用する耐水ペーパーとコンパウンドの番手について

 

鏡面を得るための研ぎ出しの方法

 クリア塗装後二週間ほど乾燥させます。その後、以下の手順でボディを研いでいきます。

 

使用する耐水ペーパー&コンパウンド

クレオス Mr.ラプロス ♯6000

クレオス Mr.ラプロス ♯8000

③フィニッシャーズ コンパウンドミクロHG

④ハセガワ セラミックコンパウンド

 クレオスの6000〜8000番で研ぐ際は、適宜水をかけながら研ぎます。

 

 研ぎ出しに使う番手は人によって異なります。2000番の耐水ペーパーから始める人もいます。私の近所の模型店のマスターは8000番から始めるそうです。

 

 私は6000番から始めます。ボンネットなどに貼ったカーボンデカール部分を研ぐ時は4000番から始めます。

 

研ぎ加減の確認

 研ぎ出しで難しいのはどれだけ研げば良いか分からない点です。最終工程のセラミックコンパウンドまで終えても鏡面が足りず、再び6000番まで戻ることもあります。

 

 このような無駄な作業はできるだけ避けたいものです。

 

 私は8000番で研ぐときに、卓上ライトに当てながら反射の程度を念入りに確認するようにしています。

 

 6000番、8000番と上手に磨けば、光の反射がシャープになります。その一方、8000番まで研ぎ終えた段階で光の反射がモヤがかっていれば、6000番での研ぎが不十分だったということですので6000番からやり直します。

 

 このようにすればセラミックコンパウンドまでいかずとも、8000番の段階で研ぎの十分不十分が判断できます。

 

 これは8000番を終えた段階の塗装面です。カメラの関係であまりシャープには映っていませんが、肉眼ではそれなりにシャープな映り込みです。

 しかし8000番といえど、まだうっすらと磨き傷が残っており、光の角度によっては白っぽく見えます。

 

 次の工程の二種類のコンパウンドでこれらの磨き傷は完全に消えていきます。

 

セラミックコンパウンドまで終えた段階での鏡面の状態

 ルーフ部分に説明書を映し込ませています。なかなかシャープな仕上がりです。

 

研ぐ時に気を付けること

 凹凸の凸部分を研ぐ際は細心の注意を払います。

 

 というのも凸部分は表面張力の関係で、塗膜が薄くなります。念入りに分厚くクリアを吹いたつもりでも、意外とクリアの層は薄いものです。

 

 あまりガシガシ研ぐと、簡単にクリア層を貫通してしまいます。

【トミカ】頭文字D 高橋啓介 FD3S RX-7 製作②塗装と研ぎ出し〜完成!

 

【制作① 前回の記事】

excellentcuber.hatenablog.jp

 

トミカ頭文字D 高橋啓FD3S RX-7 製作②塗装と研ぎ出し

工程4:サフによる凹凸、傷確認

 サフを吹き、パテとボディの境界や凹凸など何度かの修正を行いました。

工程5:ボディカラーとクリア塗装・研ぎ出し

 厚めにクリアを塗装し、10日間ほど乾かしました。

 

 乾かしたのち、ラプロス#6000→#8000→フィニッシャーズコンパウンドミクロHG→セラミックコンパウンドで研ぎ出しを行いました。

 

 スケールも小さいので1/24カーモデルほど入念には行いませんでした。 

 

完成!

 ヘッドライト部分にはLEDレジンで作ったパーツをはめています。

 

 ヘッドライト下のオレンジ部分はエナメルのシルバーを筆塗り後、水性アクリルのクリアオレンジを重ねて筆塗りしました。

 いくつか詰めが甘いところがありますが、まあボチボチよい出来です。

 

 けれど…

 

 最大の失敗はドアが開かないことです。フロントワイドフェンダーとドアが干渉してしまいます。

 せっかくのドア開閉機構が台無しです。次作るときは、ドアを開けた時のあそびを設けてフェンダーを作らねばなりません。